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ミュンヘン市内にひっそりと佇む、赤茶色の屋根と白い城壁のコントラストが美しいブルーテンブルク城(Schloss Blutenburg)。後期ゴシック様式のこの城には、悲しい恋物語が伝わっています。
バイエルン公爵アルブレヒト3世(Albrecht III)は、アウグスブルクの庶民の娘アグネス・ベルナウアー(Agnes Bernauer)と恋に落ち、周囲の反対を押し切ってこの城で一緒に暮らしました。しかし、アルブレヒトが外出している間に、アグネスは彼の父によってドナウ川で溺死させられたのです。
現在は、世界初かつ最大の国際児童図書館となっており、130ヶ国以上から集められた約58万冊の絵本・児童書の一部を貸し出しています。また、日本ゆかりの品が展示されている児童文学の巨匠ミヒャエル・エンデ(Michael Ende)博物館やエーリッヒ・ケストナー(Erich Kästner)の展示コーナーも併設。詳しくは下記で紹介していますので、興味のある方はどうぞ。
『ペリカンクラブ』2009年8月号掲載 「ミヒャエル・エンデ博物館のある悲恋の“水上の城”~ブルーテンブルク城」(ドイツ・ミュンヘン)。